高度経済成長も落ち着きをみせた自分の幼少時代。週末の夜ともなると、街のネオンがこうこうと光り毎週お祭り騒ぎ。どの飲食店も、にぎやかに食事をする人たちでいっぱいだったあの頃。今では歴史の教科書にでも書いてあるような、そんな時代でした。巣鴨にばあちゃんが住んでいて、遊びに行くと必ず連れていってもらった洋食屋に美味しいグラタンがありました。真っ白なベシャメルソースにマカロニとエビが泳いでいて、その上にこんがり焼けたチーズが冷めないようにフタをしてスプーンで開けてくれるのを待っている。そして口に入れた瞬間、旨さと熱さのメリーゴーランドが回り始めます。うまかったなぁ。今の子供たちは大人になって、どんな料理に思いを馳せるのかな?写真はランチの前菜に出しているジャガイモのグラタンです。