最近、気に入って仕入れている地物の食材のひとつです。いろいろ試してみましたが、フリットが一番いいと思います。千倉の職人さんが加工しているそうです。味は鶏のささみに似ていて、タンパクですがでしっかり味もあり、とても美味しい魚です。
もうすぐ暖かくなって来ます。これをつまみにキリッと冷えた白ワイン、おすすめします。
今回は、目黒にあるメッシタに行って来ました。これまで、何回か行っている店です。ここのシェフの鈴木さんは、女性シェフです。イタリアの各地で授業し、六本木のラゴーラ、アモーレで一時代を築いた澤口シェフの下で10年近く仕事をしていた敏腕料理人です。一人で店を回し、いつ行っても凄いと思わせてくれます。まずはハートランドビールで喉を潤し、カーボロネロのクロステイーニです。
やわらかく煮込んだカーボロネロがパンの上に豪快にのっていて、その煮汁が染み込んで一体感を出しています。そして次はパネッレ。
ひよこ豆の粉をよく練り上げ、冷やし固めカットして揚げたシチリア定番つまみです。粉も良いものを使っているそうで、上品な味に仕上げています。最後はのれそれのスパゲッティ。
とてもシンプルな作りになっていますが、のれそれの粘り、パスタのゆで加減、オリーブオイルの香りが一体となって、奥深い味です。どれも、美味しくいただきました。
そして、なみなみコルテーゼのグラッパでしめてごちそうさまでした。いいメシ喰わしてもらいました。鈴木さんとはアモーレ時代に客としてお世話になっていて、帰り際に料理の事なんかを気軽に話してくれるのがうれしいです。外食離れが噂される昨今、小さくても、硬派でカッコよく、筋が通っている店には頑張ってもらいたいものです。そして、料理を熟知し、どストライクなイタリア料理の店を探している方は是非。
クリスマスの料理も好評に終わり、無事に本年の営業を終了することが出来ました。ご来店していただいたお客様、まことにありがとうございます。この店での営業もあと半年ほどになりましたが、最後までしっかりやっていきたいと思います。年明けは、4日ディナーからの営業となります。平成27年も宜しくお願い致します。
年始の営業スタートですが、予約のお電話が多い為に6日からのスタートでしたが、4日の夜からの営業に変えさせて頂きました。急な変更でご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します。